問6 表計算ソフトを用いた在庫台帳に関する次の記述を読んで,設問 1 〜 3 に答えよ。
X 社は,日用品の卸売業者である。Y さんは,X
社の営業部に所属し,複数の商品の受発注,在庫管理業務などを担当している。
Y さんは,受発注,在庫管理業務を,手書きの商品別在庫台帳,顧客別販売台帳,仕入先別注文台帳を使って行っている。
商品別在庫台帳は日々の受発注業務で活用している。顧客別販売台帳は,Y
さんが担当しているすべての商品について,商品別在庫台帳を元に販売数量を顧客別に記入しておき,請求業務に使っている。仕入先別注文台帳も同様に,すべての商品について,商品別在庫台帳を基に仕入数量を仕入先別に記入しておき,支払業務に使っている。
Y さんは,商品別在庫台帳を表計算ソフトを使って作ることにした。
表は,Y さんが作成した A 商品のための商品別在庫台帳である。
商品別在庫台帳は,ヘッダ部と明細行部に分けてある。ヘッダ部は当該商品に関する,期初の在庫情報,当期の入出庫情報のサマリ情報,明細行部で必要な固定的な情報(運送手数料)などで構成した。明細行部は日々の入出庫情報を入力し,入出庫情報に基づく在庫状況,出庫時の利益などを把握できる項目で構成した。明細行は,過去の入出庫回数から当期分として最大
500 行あれば,すべて入力できることは確認してある。
各項目(セル)の内容を次のとおりに決め,それぞれの項目に必要な計算式を入力することにした。
[商品別在庫台帳のヘッダ部(1〜11 行目)のセル内容]
| (1) | 入出庫回数:入庫回数(セル D6 )及び出庫回数( セル D10 )を明細行部の入出庫情報を基に求める。 |
| (2) | 入庫に関連する情報として,買数量合計( セル F6 ),買金額合計( セル H6 )を明細行部の入出庫情報を基に求める。平均買単価( セル G6 )は買数量合計と買金額合計を使って,小数点以下第一位を四捨五入して円単位で求める。 |
| (3) | 出庫に関連する情報として,売数量合計( セル F10 ),売金額合計( セル H10 )を明細行部の入出庫情報を基に求める。平均売単価( セル G10 )は売数量合計と売金額合計を使って,小数点以下第一位を四捨五入して円単位で求める。 |
| (4) | 発注点数量( セル M2 ):発注する時期を決定するための基準となる数量を入力する。在庫数量がこの数量を下回ったときに発注を行う。 |
| (5) | 期初の在庫情報:前期から繰り越した期初の数量( セル J6 ),単価( セル L6 )を入力し,金額( セル M6 )は数量×単価で求める。 |
| (6) | 現在時点の在庫情報:現在時点の数量( セル J10 ),不足( セル K10 ),単価( セル L10 ),金額( セル M10 )について,明細行部の入力済み最終行を参照して表示する。 |
| (7) | 運送手数料( セル R3〜R6 ):運送業者へは,出庫ごとの数量による手数料を合計して支払う契約になっている。A 商品の場合,50 ケースまでが 20,000 円,51〜100 ケースが 25,000 円,101〜300 ケースが 30,000 円,301 ケース以上が 35,000 円となっている。運送手数料は期ごとに取り決めることになっているので,期初に入力する。 |
| (8) | 利益・運送手数料関係の情報として,手数料引前利益合計( セル Q10 ),運送手数料合計( セル R10 ),手数料引後利益合計( セル S10 )を,明細行部を基に求める。 |
[商品別在庫台帳の明細行部(12 行目以降。ただし,12,13
行目は 14 行目以降の見出し行)のセル内容]
| (1) | 入出庫情報の各セルの内容は,次のとおりである。
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| (2) | 在庫情報の各セルの内容は,次のとおりである。
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| (3) | 備考(セル O14〜O513 ):発注内容などの備考を入力する。表中のセル O15 は T 物産からの注文に応じて出庫を行い,在庫数量が発注点を下回った(“不足”に“●”が表示される)ので,J 工業に 1,000 ケース注文し,4/6 入庫予定になった旨を備忘録として入力している。 |
| (4) | 手数料引前利益(セル Q14〜Q513 ): 出庫のとき,入出庫情報と在庫情報から利益を求める。 |
| (5) | 運送手数料(セル R14〜R513 ):出庫のとき,出庫数量に応じた運送手数料を表ヘッダ部の運送手数料から求める。 |
| (6) | 手数料引後利益(セル S14〜S513 ):出庫のとき,手数料引前利益から運送手数料を引いて求める。 |
設問1
買数量合計(セル F6 ),買金額合計(セル H6 ),平均買単価(セル G6 )を求める計算式の【 】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。a, c 〜 f に関する解答群
なお,買数量合計及び買金額合計については,条件付合計関数を使って求める。条件付合計関数の形式は,“条件付合計(範囲,検索条件,合計範囲)”となっている。“条件付合計(A1 〜A10,'山',B1 〜 B10)”とした場合,A1〜A10 の各セルの内容が“山”に対応するセル B1〜B10 の内容だけが合計される。
また,計算結果を四捨五入するには,四捨五入関数を使う。四捨五入関数の形式は“四捨五入(数値)”となっている。“四捨五入(A1)”とした場合,セル A1 の内容について,小数点以下第一位を四捨五入した結果が求まる。買数量合計を求める計算式
条件付き合計(【 a 】,【 b 】,【 c 】)買金額合計を求める計算式
条件付き合計(【 a 】,【 b 】,【 d 】)平均買単価を求める計算式
四捨五入(【 e 】/【 f 】)
| ア F6 | イ G6 | ウ H6 | エ C14〜C513 |
| オ D14〜D513 | カ F14〜F513 | キ G14〜G513 | ク H14〜H513 |
b に関する解答群
| ア '入庫' | イ '出庫' |
設問2
明細行部の在庫情報の数量(セル J14),不足(セル K14),単価(セル L14),金額(セル M14)を求める計算式の【 】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。数量(セル J14)を求める計算式
IF(D14='入庫',【 g 】,IF(D14='出庫',【 h 】,''))不足(セル K14)を求める計算式
IF(【 i 】,'●','')単価(セル L14)を求める計算式
IF(D14='入庫',【 j 】,IF(D14='出庫',【 k 】,''))金額(セル M14)を求める計算式
IF(論理和 (D14='入庫',D14='出庫'),【 l 】,'')
g , h , l に関する解答群
| ア J6+F14 | イ J6+G14 | ウ J6−F14 | エ J6−G14 |
| オ J14 * L14 | カ M6+H14 | キ M6−H14 |
i に関する解答群
| ア J14<$M$2 | イ J14≦$M$2 | ウ J14=$M$2 |
| エ J14≧$M$2 | オ J14>$M$2 |
j , k に関する解答群
| ア G6 | イ L6 |
| ウ G10 | エ 四捨五入((G6+G14)/2) |
| オ 四捨五入((M6+H14)/J6) | カ 四捨五入((M6+H14)/(J6+F14)) |
| キ 四捨五入((G6+L6)/2) |
設問3
明細行部の当該行が出庫のときに手数料引前利益,運送手数料,手数料引後利益の計算に関する次の記述中の【 】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。m 〜 o に関する解答群
(1) 手数料引前利益は,当該明細行の【 m 】×【 n 】で求めた商品代金を,【 o 】から引くための計算式をセル Q14 に入力し,セル Q15〜Q513 に複写した。 (2) 運送手数料は出庫数量に応じて変わるので,まず,計算式を構成するための手順を次のとおりに規定し,運送手数料を求める計算式をセル R14 に入力し,セル R15〜R513 に複写した。
- 出庫数量が【 p 】より少ないとき,セル $R$3 とする。
- 出庫数量が【 q 】より少ないとき,セル $R$4 とする。
- 出庫数量が【 r 】より少ないとき,セル $R$5 とする。
- 出庫数量が【 r 】以上のとき,セル $R$6 とする。
(3) 手数料引後利益は,手数料引前利益から運送手数料を引く計算式をセル S14 に入力し,セル S15〜セル S513 に複写した。
| ア 在庫情報の金額 | イ 在庫情報の数量 | ウ 在庫情報の単価 |
| エ 入出庫情報の金額 | オ 入出庫情報の数量 | カ 入出庫情報の単価 |
p 〜 r に関する解答群
| ア 1 | イ 50 | ウ 51 | エ 100 |
| オ 101 | カ 300 | キ 301 |