平成12年度 春期 初級システムアドミニストレータ 午後

問1 問2 問3 問4 問5 問6 問7 

問5 購入予定品の予算金額計算に関する次の記述を読んで,設問 1 〜 5 に答えよ。

 小売業の Z 社の会計年度は,4 月から翌年の 3 月までである。情報システム部の総務を担当している H さんは,毎年 1 月に行われる部の翌年度予算作成に関して,部長の補佐を行っている。
 情報システム部では,毎年度新規にハードウェアやソフトウェアなどを購入している。高額で長期にわたって使用するものは,購入金額を数年間で負担する資産として扱い,少額でその年度だけで購入金額を負担するものは,経費として扱う。予算の作成時には,翌年度に購入するものの合計金額を経費と試算に分けて算出する。この計算を H さんが担当している。
 当年度の 12 月までに購入した資産を翌年度予算で幾ら負担することになるかは,資産管理システムで計算され,予算策定時にリストが提供される。しかし,当年度の 1 月から 3 月末までと翌年度に購入する予定の資産については,翌年度の負担額(減価償却費)を手計算で行ってきた。
 H さんは部長と相談して,購入予定のものが翌年度予算でどのようになるか計算するワークシートを作成することにした。パソコン減税については,時限立法なので別のシステムで対応することにした。
 これまで H さんが行ってきた計算の前提条件と計算方法を,次に示す。

[前提条件]
 
(1) 購入金額(単価)が,10 万円未満のものは経費として扱い,10 万円以上のものは資産として扱う。資産のうち 20 万円未満のものは,少額資産として扱う。
(2) 資産扱いのものは,当年度の 1 月から 3 月末までと,翌年度に購入するものを対象とする。経費扱いのものは,翌年度に購入するものを対象とする。
(3) 金額の計算結果の表示は,すべて千円単位で行う。

[計算方法]

 経費扱いのものは,購入単価に購入数量を掛けた金額の合計を求める。資産扱いのものは,次の計算を行う。
 
(1) 当年度の1月から3月までに購入する資産は,月割りで計算した減価償却額を購入金額(購入単価に購入数量を掛けたもの)から減額したものを,4月以降に購入する資産は,購入金額を,翌年度の期首簿価とする。
(2) Z社の償却方法では,ハードウェアは6年間の定率償却であり,ソフトウェアは5年間の定額償却である。償却率は,それぞれ0.319と0.200を用いることになっている。
 ただし、少額資産は 3 年間均等の定額償却であり、償却率は 0.333 を用いる。
(3) 当年度月数は,次のように求める。 
  • 翌年度に購入する資産の場合は,0 とする。
  • 当年度に購入する少額資産の場合は,購入月にかかわらず 12 とする。
  • 当年度に購入する少額資産でない資産の場合は,購入月から当年度 3 月までの月数(購入月と当年度 3 月を含む)とする。
(4) 翌年度月数は,次のように求める。 
  • 当年度に購入する資産の場合は,12 とする。
  • 翌年度に購入する少額資産の場合は,購入月にかかわらず 12 とする。
  • 翌年度に購入する少額資産でない資産の場合は,購入月から翌年度 3 月までの月数(購入月と翌年度 3 月を含む)とする。
(5) 翌年度の減価償却費は,少額資産でないハードウェアの場合は期首簿価に,少額資産のハードウェア並びにソフトウェアの場合は購入金額に,(2)で示した償却率と翌年度月数の 1/12 を掛けて求める。

[購入予算計算表の補足説明]
 
(1) ワークシートの入力項目(セルA6〜F20)を空白セルにしておく。
(2) セルC1に翌年度の4月の年を入力しておく。
(3) セルA6〜F20までは,データ入力エリアである。セルG6〜M21 は,計算結果を表示するエリアである。21行目には,経費扱い金額,資産扱い金額,翌年度減価償却費のそれぞれについて,合計が表示される。
(4) B列の区分は,'H'はハードウェアを,'S'はソフトウェアを表す。
(5) 数値は,償却率は小数点以下3けたまで,それ以外は整数部を表示する。

設問1

セル G6 に経費扱いの金額を求める計算式を入力し,その式をセル G7 〜 G20 に複写した。セル G6 に入力した計算式の【   】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 IF(【 a 】,E6*F6,0)
解答群
 
 ア E6<100 イ E6*F6<100 ウ F6<100

設問2

セル J6 に翌年度月数を求める計算式を入力し,その式をセル J7 〜 J20 に複写した。セル J6 に入力した計算式の【   】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。

 IF(【 b 】,12,
  IF(【 c 】【 d 】,【 e 】,【 f 】))

b に関する解答群
 
 ア E6<100 イ E6>100 ウ E6<200 エ E6>200

c,f に関する解答群
 
 ア D6−3 イ D6−4
 ウ (C$1+1−C6)*12+3−D6 エ (C$1+1−C6)*12+4−D6
 オ (C1+1−C6)*12+3−D6 カ (C1+1−C6)*12+4−D6

d,e に関する解答群
 
 ア 0 イ 1 ウ 12  エ 100 オ 200

設問3

H さんは,K 列の償却率を求めるための決定表を,表のように作成した。償却率を求める決定表は,すべての字句を記入済みであるが,網掛けの部分は表示していない。
 表の【   】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。解答は重複して選んでもよい。 
 
表 資産の償却率を求める決定表
購入単価が10万円未満 Y  N  N  N 
購入単価が10万円以上20万円未満  −       【 g 】
購入単価が20万円以上 −  【 h 】    
ハードウェア −      【 i 】
ソフトウェア −    【 j 】  
償却率  0.200  0.319  0.333 
解答群
 
 ア N イ Y ウ −

設問4

セル M6 に翌年度の減価償却費を求める計算式を入力し,その式をセル M7 〜 M20 に複写した。セル M6 に入力した計算式の【   】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。

 IF(K6≠0.319,【 k 】*K6*【 l 】,【 m 】*K6*【 l 】)

解答群
 
 ア H6 イ I6 ウ I6/12  エ J6
 オ J6/12 カ L6    

設問5

H さんが作成したワークシートを,部長に見せたところ,入力のない行の G 列から M 列までの各セルや,経費扱いになる行の H 列から M 列までの各セル,資産扱いになる行の G 列に無意味な数字が表示されていたことについて,空白の方がきれいだし,見やすいと言われた。
 そこで,セル G6 〜 M6 の各計算式を次のように修正し,7 〜 20行目に複写した。次の記述中の【   】に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
 
 
(1) セル G6(経費扱い金額)は,A6 が空白セル('')のときに空白セルとし,設問1の【 a 】が真のときには E6*F6 とし,偽のときには 0 の代わりに空白セルとする。
(2) セル H6(資産扱い金額)は,【 n 】【 o 】が真のときに空白セルとし,偽のときは E6*F6 のままにしておく。
(3) セル I6 〜 M6 は,H6 =【 p 】が真のときに空白セルとなるように元の計算式を修正する。
n に関する解答群
 
 ア B6 イ B$6 ウ E6 エ E6*F6
 オ F6 カ G6 キ G$6  

o,p に関する解答群
 
 ア 1 イ 100 ウ 200 エ 1000
 オ '' カ 'H' キ 'S'  

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